JavaScriptのコード記述
JavaScriptは、記述についての厳格なルールはプログラム言語の中でも少ない方だと思います。ただ、ルールがあまりなく初心者にも敷居が低いことから読みにくいソースコードになることが多々あります。
プルグラムのソースコードを整理する意味でも基本的な記述のルールにしたがって他のユーザーや自分が後から見ても分かるように、また、メンテナンスのしやすいソースの記述を意識しましょう。
ソースコードの使用文字
JavaScriptのソースコードに限らずですが基本的に半角英数字を使用します。
変数名や関数名では1文字目に数字を使用できません。
変数名や関数名に記号を使う場合は「_」(アンダースコア)のみ使用するのが無難です。
大文字小文字(欧文)を厳密に区別するのでその辺も考慮しておきましょう。
プログラムソース中のスペース
ソースコード内では、読みやすさの為に敢てスペースを入れる場面が多くあります。
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let val = 1 + 2; |
算術演算子や代入演算子と値の間に半角スペーズを入れてる場合が良くあります。
半角スペースやタブは、ソースコードとして無視されます。
但し文字列の値として使用する場合でコーテーションで囲む場合は有効となります。
プログラムソースに全角スペースを使用するとエラーの原因になるので注意しましょう。
JavaScriptのコメントアウト
JavaScriptのコメントは、1行用のコメントアウトと複数行にまたがるコメント文を記述する場合で記述が異なります。
1行の場合は、コメントの行頭に「//」(スラッシュを2つ)を入れることでプログラムソースとしては認識されましん。ソース中のコメントとして扱います。
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// この記述は、コメントです。 |
変数や関数の説明等をコメントとして入れておく事で後で見た時に解読しやすくなります。
複数行のコメントは、「/*」と「*/」で囲みます。
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/* ここに複数行のコメント文が入ります */ |
ソースコードを一時的に無効化したい場合などにもコメントが使用されます。
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// alert('こんにちは'); |
文末のセミコロン
JavaScriptでは、文と文を区切るために文末にセミコロン「;」を入れます。
文末に改行を入れることでセミコロンの省略が可能ですが読みにくくなったり文として統一性がとれなくなるなど、あまり良いことがないのでセミコロンは省略しないで入れましょう。
またセミコロンを入れることで1行に2つの文の記述が可能になります。
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a = 1; b = 2; |
インデント
行頭にタブを入力することで字下げを行います。
ブロック要素の中の記述や制御構文の中で良く使います。
ブロックの始まりと終わりを視覚的に分かりやすくするために使います。
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{ let val = 2; if(val == 1){ console.log("valは、1です。"); } else{ console.log("valは、1以外です。"); } } |
制御構文やループの項目で改めて説明します。